西伊豆町・松崎町の食文化を体験として届けてきた「ガストロノミーツーリズム事業」。その一年間の取り組みを振り返る報告会が、2026年4月21日に松崎町で開催されました。地域の担い手とともにつくり上げてきたプロジェクトの締めくくりとなる一日になりました。
当日は、ツアーの実施内容や参加者の反応などを報告するとともに、今後の展開についての発表が行われました。
報告会の内容と成果|地域イベントとしての意義
当日は、ツアーの実施内容や参加者の反応などを報告するとともに、今後の展開についての発表が行われました。参加者からは、地域のつながりや新たな価値の可能性を実感する声もあり、取り組みの手応えを共有する場となりました。









事業の背景|西伊豆町・松崎町で進めるガストロノミーツーリズム
2025年度に実施したガストロノミーツーリズム事業「鰹節文化の源へ」。本事業は、西伊豆町と松崎町に息づく食文化や生業を軸に、地域の魅力を体験として届ける取り組みです。観光庁の観光コンテンツ造成プログラムの一環として実施され、地域の事業者が連携することで、観光の価値を高めていくことを目的としています。
特徴
・地域の担い手が主役となる体験
観光として消費するだけでなく、生産者や事業者と直接関わる体験を重視しています。
▶︎エリアワークショップ(地域資源の再発見)
・食文化を軸にしたストーリー性
2025年度のテーマは「鰹節文化の源へ」。西伊豆に根付く独自の食文化「塩鰹」に着目し、その背景にある歴史や営みを体験として届けるツアーを設計しました。
▶︎シェフワークショップ(食体験の価値向上)
・地域を巡る「回遊型」の設計
ツアー造成にあたっては、地域事業者とともに内容を磨き上げていきました。複数の拠点を巡ることで、地域全体の魅力を感じられる仕組みになっています。
提供したツアー内容|3つのテーマ設計
2025年度は、1泊2日のツアーコースを展開。Day1では共通して鰹節文化の体験を行い、Day2では西伊豆ならではの自然や生業と組み合わせた体験を提供しました。
KATSUO
& WASABI
清水流るるわさびの沢へ
KATSUO
& SAKANA
魚釣りで海を満喫
KATSUO
& GIBIER
猟を通じて野生を感じる
慰労会で深まる交流と関係性
報告会の後には慰労会も開催されました。
塩鰹をはじめとした地域食材がふんだんに使われ、本事業のテーマにふさわしい料理が数多く振る舞われました。
同じ取り組みを共有してきた皆様同士が、改めて交流を深める場となり、事業の枠を超えたつながりが生まれています。



2026年度に向けた展開|「塩鰹の誓い」へ
2026年度は、さらに一歩踏み込み、「塩鰹の誓い」という新たなテーマでの展開を予定しています。かつて西伊豆では、航海安全や豊漁を祈願し、正月に塩鰹を用いた神事が行われていました。神事に使われた塩鰹は、船員へ分けられ、翌年の契約の証とされていたといいます。
こうした文化を現代に再解釈し、一体化した体験として再構築していきます。
西伊豆みらい創造では、ガストロノミーツーリズムに限らず、今後も地域資源を活かしたさまざまなツアーや取り組みを展開してまいります。

薪火レストラン クエビコ
薪火を使った料理とエネルギーの自立をコンセプトとするレストランです。薪火の力を食材に移すことをテーマに、ガスに頼らずエネルギーを自前で賄うなど、店内の循環にも取り組んでいます。
▶︎https://quebico.jp

