2025年12月11日(木)、西伊豆エリアの新たな観光の柱となる「食を軸とした体験ツアー ガストロノミーツーリズム」の実現に向けた、シェフによる試作・試食会(シェフワークショップ)を開催いたしました。
西伊豆みらい創造協議会が主催する本プロジェクトは、地域の食・観光・体験に関わる事業者が連携し、西伊豆ならではの質の高い観光サービスを創出することを目指しています。
今回のワークショップでは、11月に開催されたエリアワークショップでの議論を踏まえ、地場のトップシェフたちが「西伊豆の一皿」を披露しました。
開催レポート
コンセプトは「鰹節文化の源へ」
本事業は、観光庁の「『食』の力を最大活用したガストロノミーツーリズム推進事業」に採択されています。 日本で唯一、伝統的な保存食「潮かつお」と高級だし素材「本枯鰹節(ほんがれかつおぶし)」の両方を今も生産している西伊豆町田子地区の「かつお節文化」を核に、地域全体の魅力を一皿に凝縮することを目指しています。
ワークショップの様子と参加シェフ
当日は松崎町と西伊豆町の3会場を巡り、4名の料理人によるプレゼンテーションと試食が行われました。
- 鈴木克則シェフ|プロヴァンスドすずき(松崎町)
鈴木克則シェフによる、地場食材を活かしたフランス料理が披露されました。塩鰹を使ったコロッケ、グラタン、ピューレ、全粒粉パン、クッキーなどバラエティ豊かなお料理でした。 - 鈴木健太郎シェフ|THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海
同じく「プロヴァンスドすずき」を会場に、鈴木健太郎シェフによる試食が行われました。
潮かつおや自然薯、レモングラス、ジビエのベーコンといった地元食材が、シェフの技で洗練された一皿へと昇華されました。 - 松本潤一郎シェフ|薪火レストラン クエビコ(松崎町)
松本潤一郎シェフによる、薪火のエネルギーを活かした力強い料理が登場。クエビコは「薪火と森の循環」をテーマにしており、地域の自然環境そのものを味わうような体験が提案されました。塩鰹を使用したディップソース、かつお醤油のエッセンスが効いた地鶏の薪火焼きが供されました。 - 蔦木正道シェフ|至善天遊(西伊豆町)
鰹出汁、自然薯、山葵を使った蔦木シェフによる和の一皿が披露され、最後には専門家である藪崎シェフも交えた活発な意見交換が行われました。

地域の絆が生む「一体感」
試食会には町内外の料理人、生産者、有識者ら約15名が参加しました。 参加者からは、味だけでなく提供方法やツアーとしての演出についても多くのアイデアが出されました。視察に訪れた観光庁の担当者からも「西伊豆の皆さんの能動的な姿勢と、地域としての一体感を感じた」との高い評価をいただいています。
次のステップへ
今回のワークショップで得られたフィードバックをもとに、さらにツアーの内容を磨き上げてまいります。 2026年1月〜2月には、実際の旅行者を招いた「モニターツアー」の実施を予定しています。
西伊豆の豊かな食文化を、単なる「食事」としてだけでなく、その背景にある歴史や生産者の想いとともに届ける「ガストロノミーツーリズム」。 私たちはこれからも、地域が一丸となって、世界に誇れる西伊豆の魅力を発信し続けてまいります。

開催概要
- 日時: 2025年12月11日(木)
- 主催: 西伊豆みらい創造協議会
- 会場: プロヴァンスドすずき、クエビコ、至善天遊
シェフの一皿
鈴木克則シェフ|プロヴァンスドすずき(松崎町)











鈴木克則
プロヴァンスドすずき
シェフ
鈴木健太郎シェフ|THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海









鈴木健太郎
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海
クリエイティブ・ディレクター
松本潤一郎シェフ|薪火レストラン クエビコ(松崎町)













松本潤一郎
薪火レストラン クエビコ
店主
蔦木正道シェフ|至善天遊(西伊豆町)







蔦木正道
至善天遊
総料理長

